神棚の形の違いは何ですか | |
社殿の形をした宮形には扉が一つのものや複数のもの、またインテリア性にも配慮した様々な形がありますから部屋の広さや目的に合った神棚を求めてください。 |
神棚をまつる方向はありますか | |
真南に向けてまつるのが正式ですが東から南の間であれば差し支えありません。 |
神棚をまつる場所は決まっていますか | |
居間やダイニングなどお参りしやすい場所がよいでしょう。 |
扉は開けるの?閉めるの? | |
お神札を納めたら扉を閉じ扉の前に鏡を置きますが、扉を開いたままでも差し支えありません。お神札やご神体が粗末にならないように心がけましょう。 |
お神札の並べ方 | |
宮形に扉が3つある場合は中央に神宮大麻、向かって右に氏神さまのお神札、左に崇敬神社のお神札をおまつりします。 |
仏壇との位置関係 | |
同じ部屋におまつりしても良いですが、横に並べる場合は神棚を少し高い位置にします。 |
忌中はどうしたらよいか | |
故人のおまつりに専念するために一定期間喪に服しますが、通常のおまつりに戻る忌明けの時期としては五十日祭(仏教では四十九日法要)が終わってからがよいでしょう。 |
鏡は何ですか | |
お神札を納めた神棚の扉は閉じておくものですが、神さまがそこにいらっしゃる証です。 |
掃除 | |
「神棚の塵は心の塵」とも言いますから普段から清浄を心がけましょう。 |
「雲」や「天」は何 | |
神棚があるところの天井に雲や天の字を書いた紙を貼ることがありますが、これはこの神棚の上には何もありませんと示す便宜的なものです。 |
祀る人がいなくなったらどうするか | |
やむを得ない事情で神棚のお参りや掃除ができなくなることがありますが、できるだけその神棚をどなたかの手で継続してお祀りできるようにしましょう。 |
毎日のお詣りの仕方 | |
毎朝、米・酒・塩・水を供え、二拝二拍手一拝し、一日の無事平安をお祈りしましょう。 |
お経のような唱えるものはあるのか | |
平安時代前から伝わる大祓詞や祓詞、神棚拝詞などがありますから近くの神社でお尋ねになってください。神さまへの感謝の気持ちと自分や家族の無事平安を心を込めて唱えましょう。 |
お神札がないと神さまから守ってもらえないの | |
お神札が納められた神棚が家庭でのお祀りの基本の形ですが住宅事情などで設けられない時もあるでしょう。そのような時は神社でお守りを受けて身につけることをお勧めします。 |
どこで求めるか | |
神棚は神社や神仏具店・ホームセンターで求めることができますし、ネット通販でもお好みの形を探すことができます。宮型の他に祭器具も一緒に購入すればきちんとしたお祀りができます。 |
お神札の薄紙はどうしたらよいですか | |
伊勢神宮で奉製される神宮大麻は日本人の御祖神である天照大御神のご神徳を仰ぎ神恩に感謝するために大御璽奉製から頒布に至るまで常に清浄であるよう努められます。 |
テープや画鋲を使って止めても良いか | |
お神札は天照大御神や神様のご神徳を頂く大切な物ですから丁寧に扱いましょう。画鋲で穴をあけることは避けてください。 |
古いお神札はどうしたらよいですか | |
今までお祀りしていた古いお神札は神社にお礼参りをして納めます。 |
毎年新しいお神札にしなくてはいけないのか | |
日本人は新年の始まりと共に事が始まると考え暮らしてきましたが、神様のお力(恩頼、みたまのふゆ)を新しくいただき、いっそうのご加護としあわせを祈って毎年新しいお神札を祀ります。 |
近くの神社は無人だがどうしたらお神札を受けられるのか | |
普段は無人の神社であってもその神社をお守り管理なさる宮司さんがいらっしゃいますから、宮司さんが常駐される神社をお尋ねになるとよいでしょう。 |
お神札の中はどうなっているの | |
中には神さまのお印となる神璽が収められています。お祓いを厳修した大切なものですから開けたりして粗末にするこのとないようしましょう。 |
破魔矢はどのように飾るか | |
破魔矢は魔除けの飾り矢で鬼門(東北)もしくは裏鬼門(南西)に立てますが、神棚に一緒にお飾りになってもよいでしょう。 |
神棚がない時はどうしたらよいですか | |
箪笥や棚の上などに立てかけるか壁や柱に貼ってください。 |
正式な供物の種類 | |
米・酒・餅・魚・乾物・野菜・果物菓子・塩・水が代表的な種類ですが、地方の特色やしきたりも大切にしてください。 |
簡易な供物の種類 | |
毎日正式な供え物をするのは大変かも知れませんが、平素は米・酒・塩、水を供えられるとよいでしょう。 |
毎日供えるのは大変ですがどうしたらよいですか | |
朔日(一日)や十五日など、日を決めて供え物をするのも方法の一つです。 |
お供えした後は捨ててよいですか | |
全ての食べ物は神さまからの賜り物として、また作った方への感謝の気持ちを大切にすると言う意味でも毎日の料理などにぜひお使いください。使ったものとそうでないものを分け溜めるとよいでしょう。 |
初物、頂き物を供える | |
初物には寿命を延ばす生気があると昔から言われます。ぜひ供えてから家族で有り難くいただきましょう。頂き物は先ず神棚に供えることで、下さった方への感謝の気持ちもご一緒に共有できることでしょう。 |
家族でどのようにお詣りしたらよいですか | |
家族がそろって朝お参りする姿は大変すばらしいものです。揃っての二拝二拍手一拝の作法で家族の絆を固めましょう。供え物をする担当や水替えの役割をみんなで分担するのもよいでしょう。 |
家族に他宗教の者がいる時はどうしたらよいですか | |
信仰は大変尊いものですので互いに尊重しなければなりませんから、強制してはいけませんが、家族の行事として無理のない範囲で考えてみてはどうでしょうか。 |
祖先の霊璽や位牌と一緒にお祀りしてはいけないの | |
神さまと祖先の御霊は神棚と祖霊舎や仏壇それぞれにお祀りします。間取りの関係もありますが神棚を先ず主と考え上下左右の位置関係を図ってください。 |