お神札とくらし

お神札を知る

お神札とは

神道しんとうは海や山をはじめ、岩や草木・気象などの自然現象その他全てに精霊が宿ると考え、また業績があった人物や祖先も神としてあがうやまってきました。
その敬う対象は神社という建物の中にご神体としてまつるようになり、多くの方が神社に参拝しご神徳をいただいてこられましたが、そのご神徳をより広く知っていただくためにお神札が作られるようになりました。
お神札には神社名やご祭神名とが印されていますが、商売繁盛や厄除などを具体的に書かれたものも多数あります。
また形も豊富で、薄紙を巻いた大麻や水引を掛けた紙札、先がとがった剣先などさまざまです。
どのような形にせよ、お神札は神さまの御霊みたまが宿る尊いものですから大切に扱いましょう。

神宮と氏神さま、崇敬神社

神宮と氏神さま、
崇敬神社

伊勢神宮は三重県伊勢市にあるやしろで、正式には神宮と称します。
ご祭神である天照御大神は太陽を象徴し、稲を私たちに与えられたもっとも尊い神さまで天皇・皇室のご先祖にあたられ、日本の総氏神さま・守り神と言っても良いでしょう。
また、生まれた土地であなたを守られる神さまが氏神さまで、私たちは氏子うじこと呼ばれます。
そして今住んでいる土地の神さまは、産土神うぶすながみと言い、私たちは産子うぶことなります。
よって、氏神さまの祭礼などでは、氏子が誇りを持ってその神社を支えていきます。
崇敬神社は地縁や血縁とは関係なく、個人の特別な信仰により崇敬される神社を言います。
商売をされていれば稲荷神社や恵比須神社へお参りされたり、戦没者の御霊にお礼を申し上げようとすれば護国神社に参拝します。
氏神神社と崇敬神社の両方を信仰しお参りしても、何も問題はありません。

氏神さまのお神札

氏神さまは一番身近な神さまですから、神宮大麻と共におまつりします。
お神札は神社で受けられますが、神主が常駐していない神社もありますから、地域の方や近くの神社でお尋ねになってみてください。

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