お神札とくらし

神棚百景-神棚のあるくらし

小野芳亮さん

小野芳亮さん

2017-7-19

小野さんは印刷、製本から企画やデザインまでも手がける茶山の印刷会社の代表です。
こちらの事務所の一角におまつりされた神棚がすごいとの噂を聞きお邪魔しました。噂の神棚は応接間に。たしかに見事です。部屋の奥の一間強のスペースに板を渡して(ちょうど扉のない押入れのような状態)、その上に巨大な宮形が据えられています。天板とほぼ同じ幅(約180cm)のお社はかなり大きく、これはもはや神棚というよりはちょっとした祠(ほこら)。街角にあれば小さな神社になってしまうレベルです。
お社は高取の大地主だった庄屋さんから譲り受けたものだといいます。この応接間には場所柄いろんな人の出入りがあり、「取引先の銀行の支店長は来社のたびに手を合わせますし、知人の選挙立候補者は投票前は必勝の祈願に訪れ当選後はお礼参りに来るんです」とのこと。元の持ち主さえ由来が分からないほど古い宮形。作られてゆうに100年は超えているとか。この神棚が社員やご家族の枠を超えて広く親しまれているのは、今までいろんな人たちに受け継がれてきた歴史があるからでしょうか。長い時間の中で深いご縁を結んで、いろんな方の祈りを受け止めてきたせいか、古いはずの神棚が艶やかに輝いて見えました。

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